TOP - 電気工事の現場コラム 一覧 - オーディオの音は“電源”で変わる?こだわりの電源工事と業者選びのチェックポイント

クラシックやジャズをはじめ、映画のサウンドトラックやライブ演奏など。

本格的な音の響きを楽しむためにオーディオ設備を揃えてみたけれど、「思ったよりも音が響かない」「よさをあまり感じられない」と悩むこともあります。

 

オーディオ機器に感じる音の物足りなさは、電源工事でクリアになる可能性があります。

一方で、電源工事はその専門性の高さから「費用が思ったよりも高かった」「妥当な金額かわかりにくい」と、費用に不安を抱かれやすい工事です。

 

今回はオーディオの電源工事の内容や、適正価格の見極め方について、電気工事の専門家の視点からわかりやすく解説します。

オーディオの電源工事が気になるあなたへ

オーディオ電源工事が気になるけれど、「思っていたよりも高いな…」と感じた経験のある方もいるでしょう。

 

評判に惹かれて見積もりを取ってみたものの、内容によっては数十万を超えることもあるため、「まるでぼったくりでは?」と感じることもあります。

さらに、見積もりの金額や提案内容も業者によって異なるため、「何を決め手に選んだらいいのかわからない」と、途方に暮れることも少なくありません。

 

オーディオの電源工事は効果が目に見えにくいですが、「電源工事で音が劇的によくなった」「安定してクリアな音になった」と感じる人がいるのも事実です。

 

はじめに、オーディオ電源工事がなぜ必要になるのかを、詳しく見ていきましょう。

そもそもオーディオ電源工事とは?

一般家庭におけるオーディオの電源工事の意味について、わかりやすく解説します。

家の電気は、オーディオのために作られていない

住宅の電気設備は、日常生活に必要な家電製品を使うために設計されています。

「微細な信号を音に変換する」などの、オーディオ機器ならではの繊細な動きは想定していないため、電気設備が音に与える影響は考慮されていません。

音にとっては致命的といえる、ノイズの発生や電圧の変化への対策も取られていないため、まずは電源工事で環境から整えていく必要があるのです。

電源工事は「オーディオが使いやすい環境」を作ること

電源工事は、音の聞こえ方を改善する工事ではありません。

オーディオにとっての電源工事とは、本来の性能を発揮できるように「安定した環境を整えてあげること」です。

 

そのため、オーディオ機器の性能以上の効果を発揮するものではありません。

安定した電圧でノイズの発生を防ぎ、音をクリアにする電源工事は、「今の機器のまま環境を整えて、もっと音響を楽しみたい」という方におすすめです。

オーディオは、電源工事で音のクオリティが上がるって本当?

「音がよくなる」と聞いてはいても、実際にどのくらい変わるのかがわかっていないと、依頼してみようという気持ちにはなりにくいものです。

オーディオの電源工事でどのような効果が得られるのか、わかりやすく解説します。

ノイズの影響を受けにくくなり、音がクリアになる

オーディオ専用の電源に付け替えることで、ノイズの発生を防ぎ、クリアな音を楽しめます。

ノイズとは、音源に混ざって聞こえてくる、不必要な雑音のこと。

オーディオ機器は電気信号や電磁波の影響を受けやすく、それらが音の歪みや雑音(ノイズ)として聞こえることがあります。

オーディオ専用の電源に付け替えることで、ノイズの影響を受けにくくなり、音そのものを楽しみやすくなるのです。

電圧が安定して音の出力が上がる

アンプなど、比較的出力の大きなオーディオ機器を通常の電源に接続すると、出力不足から電圧が不安定になることがあります。

特に、1ヶ所の電源に複数の機器を接続している場合は注意しなくてはなりません。

 

オーディオ用電源の電圧は、100Vが基本です。

さらに機器を複数接続できるようにコンセントの数も多く設置されているため、電圧が下がりにくく、安定した環境で音を楽しめます。

オーディオ向けの配線で安定感のある音になる

オーディオの音質を改善させるなら、機器に電気を届けるための配線にもこだわりたいところです。

こちらは、これまでに手がけたオーディオ電源工事の一部です。

オーディオ機器の出力をあげるため、外の引き込み開閉器から、オーディオシステムへの単独配線を行いました。

コンセントや設置ターミナルも交換した電源工事を終え、依頼主様と一緒に視聴した音響は、うらやましさを感じるほどの抜群の仕上がりでした。

 

こちらの施工事例を見る>>福岡県行橋市オーディオ電源工事

オーディオの電源工事で行われる主な内容

電源工事を検討している方の中には、「どんな工事をするの?」と不安を感じる方もいるでしょう。

工事内容にもよりますが、当社の施工事例では、コンセント工事の場合はおよそ3時間。

電気メーターの移設など、大掛かりなものだと7日間かかった事例もありました。

主な工事の内容を、簡単にご紹介します。

専用回路の増設

電柱から各戸に引き込まれた電気は、分電盤を経由して各部屋のコンセントへ送られます。

分電盤から専用回路を増設することで、オーディオ専用の電源コンセントの設置が可能になります。

電源の引き込み工事

電源を設置する場所から分電盤までに距離がある場合や、他の回路との交差が気になる場合は、新しく電源の引き込み工事を行います。

電源の引き込み工事とは、電柱から各家庭に電気を引き込むための引き込み線を新設・変更したり、配線を引き直したりする工事のことです。

必要に応じて、専用分電盤やコンセントの設置も行います。

アース線の設置

洗濯機や冷蔵庫など、一般的な家電製品にとってのアース線は、感電防止を目的に取り付けられるものです。

オーディオ機器の場合、アース線はノイズの混入を防ぎ、音の歪みを防ぐために設置されます。

電源の種類・配線ルートの最適化

電源の種類は複数あり、トランス式電源・スイッチング電源・クリーン電源(交流安定化電源)などがあります。

オーディオの魅力は、電源や配線などの環境を整えることで、音に対するこだわりを存分に反映できることです。

長すぎる配線はノイズの原因にもなるため、最適なルートを選んで配線を行います。

ブレーカーの種類や容量の最適化

音にこだわる電源工事は、ブレーカーの容量を見直し、工事のタイミングで新しいものに交換することも多いです。

ブレーカーの寿命は、一般的に10~15年とされています。

必要に応じて検討しましょう。

なぜオーディオ電源工事は高額になりやすいのか

オーディオの電源工事は専門性が高く、部材のグレードの違いにも影響を受けやすいため、ほかの電気工事に比べて高額になりやすくなっています。

工事内容によって価格が変わりやすい

オーディオの電源工事は、一般的な電気工事と比べて、配線ルートの選定が難しい工事です。

できるだけ最短ルートで、ノイズ源を避けるように施工するのがポイントになってきます。

また、配線を表に魅せない隠蔽配線の場合は、さらに施工費が上乗せされます。

丁寧な施工が求められることも、工事内容で価格が変わりやすい理由の1つです。

部材のグレードによる価格差が大きい

電源工事はケーブルの種類や電源の種類など、選ぶ部材のグレードによって価格が大きく変わります。

ケーブルだけでも数万円するものもあるなど、価格差が幅広いのも、工事費が高くなりやすい原因です。

見えない部分の品質で結果が変わる

オーディオ電源工事は、とても繊細な技術が必要とされる工事です。

職人の熟練度合いや配線の引き回し方など、スキルや経験の差による違いが結果に反映されます。

このように、見えない部分の品質が価格に反映されるため、高額だと感じられることもあるでしょう。

一部の業者による「ぼったくり価格」に注意!

オーディオ電源工事は、ほかと比べて高額になりやすい工事です。

それでも、「電源を変えるだけで数十万円かかった」「簡単な配線工事だけで数万円を請求された」など、明らかに高すぎると感じる場合は要注意です。

愛好家の足元を見るような、オーディオ工事の「ぼったくり被害」も発生しています。

工事を依頼する際は必ず複数の業者から相見積もりをとり、比較したうえで依頼しましょう。

信頼できるオーディオ電源工事業者を選ぶチェックポイント

オーディオ工事は、電気工事を専門にしている業者に依頼できます。

複数の候補から、どの業者に依頼するか迷ったときは、以下のポイントを参考にしてみましょう。

見積書に工事内容が詳しく記載されているか

見積書を見るときは、全体の価格だけでなく、工事内容が詳しく記載されているかもしっかりと確認します。

たとえば、「工事一式」の文言と金額だけ記載されている場合は、注意が必要です。

隠蔽配線のつもりが対象外だったり、既存設備の回収が含まれていなかったりといった場合もあります。

後のトラブルを防ぐためにも、見積書はよく確認しておきましょう。

工事内容を明確に説明できるか

見積書をもらうときは、担当者にどのような工事を行うのかを説明してもらうのも大切です。

曖昧な返事であったり、十分な回答が得られなかったりする場合は、オーディオ工事に不慣れな業者かもしれません。

思わぬ追加費用を請求されるのを防ぐためにも、工事の詳細部分まで確認しておきましょう。

オーディオに関する施工経験が豊富か

オーディオ機器は、とても繊細な機械ですし、工事自体も高い技術力を必要とします。

後悔しないためにも、工事内容を明確に説明できる、オーディオの電源工事に慣れた業者を選ぶのが重要です。

担当者自身もオーディオ機器への理解が深ければ、自分では気付けなかった部分へのアドバイスも得られ、満足度の高い工事になるでしょう。

オーディオ電源工事は、適正価格の信頼できる業者に相談を

せっかくオーディオ機器にこだわっても、電源周りの環境が整っていないと十分な性能を発揮できません。

オーディオは奥が深く、電源1つ変えるだけでも劇的に音が変わる設備です。

これまで多くのお客様のオーディオ電源工事に関わる中で、電源工事の効果を実感してきました。

 

福岡・大分エリアでオーディオの電源工事を検討中の方は、ぜひ麻生電設へお気軽にお問い合わせください。

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