TOP - 電気工事の現場コラム 一覧 - 換気扇(レンジフード)の工事は早めが肝心!24時間換気のポイントと交換目安を解説

キッチンでの調理や入浴の後など、油混じりの煙や湿気たっぷりの空気を入れ替えるためにも、換気は欠かせません。

 

毎日当たり前のように使っている換気扇が壊れると、どうなるか。

室内に、においや湿気が充満し、とても快適には暮らせないでしょう。

 

異音や換気の悪さなどの違和感にいち早く気付き、早めに対処すれば、修理や交換工事はそれほど大変ではありません。

しかし、不具合に気付きながら放置すると状況が悪化し、工事もさらに大変になってしまいます。

 

特に、「集中換気」や「24時間換気」は壊れたときの影響が大きいため、注意が必要です。

換気扇工事の事例を参考にしながら、換気扇の大切さや、知っておきたい交換目安を紹介します。

換気扇工事は“壊れてから”だと大変!24時間換気システムってどんなもの?

換気扇の種類はいくつかありますが、修理面で特に注意したいのは、家中の換気を1台で管理する「集中換気」と「24時間換気」です。

 

集中換気とは、家中の換気を1台の換気ユニットで管理するもので、各部屋にダクトをつないで換気を行います。

給気と排気を1ヶ所で行えるため、機械が1台で済み、コストを抑えられる点も魅力の換気システムです。

 

2003年の建築基準法の改正で24時間換気の設置が義務付けられてから、集中換気の採用は急増しました。

しかし、実際にお客さまから修理依頼を受けて訪問すると、集中換気ならではの不具合に困っている方も多くいます。

浴室・トイレの換気扇が止まった現場。ユニットバス点検口上に釣り込まれている集中換気ユニットで、室内の換気を管理していました。

 

1台ですべての換気を行えるのは魅力ですが、集中換気には以下の注意点もあります。

 

  • 壊れたときの修理費・交換費用が高額になりやすい
  • 通常の換気扇と比べて、吸い込みが劣ることがある

 

こちらの現場では、もともと備え付けられていた大型の集中換気ユニットを取り外し、浴室とトイレにはそれぞれ単独のダクト換気扇を設置しました。

こちらの施工実績を見る>>福岡県福岡市博多区浴室、トイレ全ての換気扇が止まって…集中換気扇から単独換気扇へ、シティマンション様

 

24時間換気は、給気口と排気口に機械や換気扇を取り付けて、強制的に換気する仕組みです。

これが壊れてしまうと、家中の換気が止まってしまいます。

トイレのにおいがこもったり、お風呂の湿気が抜けずにカビが繁殖しやすくなったりと、生活への影響が一気に広がってしまうため、早めの対処が重要です。

換気扇(レンジフード)の交換工事が大変になりやすい理由

換気扇やレンジフードは、不具合を放っておくとさらに工事が大変になってしまいます。

4つの主な理由について見ていきましょう。

狭いスペースでの工事になる

こちらの施工実績を見る>>大分県大分市故障した浴室乾燥取り替え工事200V仕様へ、サンシティマンション様

 

換気扇は、天井裏などの限られたスペースに取り付けられているため、基本的に工事は狭いスペースでの対応になります。

ダクトの接続位置によって作業時間が大きく変わることもあり、見た目以上に手間がかかる工事です。

部品の在庫がない場合がある

換気扇はメーカーによる型式変更が頻繁にあるため、品番によっては修理や交換をしたくても、部品の在庫がない場合があります。

10年以上使い続けている換気扇が故障した場合は、経年劣化の影響も考えて交換がおすすめです。

故障してからの工事は難航しやすい

ダクトが腐食していた例。元々の排気能力も下がっていました。

 

換気扇の能力が低下すると、うまく換気できずにダクト内が汚れます。

これまでに対応した現場では、状況が悪化した結果、こびりついた汚れなどが原因でダクトが腐食してしまっていたこともありました。

こうなった場合、ダクトも総入れ替えしなければなりませんし、浴室の換気扇が故障した場合は湿気によるカビの影響も心配です。

 

集中換気や24時間換気が完全に止まってしまうと生活への支障から緊急対応になりやすく、余分な費用や手間がかかることもあります。

換気扇でトイレと浴室を分けるのがおすすめなのはなぜ?

集合住宅や建売住宅でよく見かけるのが、トイレと浴室の換気扇が一体になったタイプです。

コストを抑えられるので多くの物件で採用されていますが、数々の換気扇修理に携わってきた立場からは、トイレと浴室の換気扇は分けることをおすすめしています。

理由は、以下の3つです。

故障時にも全停止しない

浴室とトイレはどちらも湿気やにおいがこもりやすく、住まいの中でも換気が欠かせません。

トイレと浴室の換気扇が別であれば、一方が故障したとしてもすべてが止まってしまうことはありません。

故障時の影響を極力抑えられる点からも、別々の設置をおすすめします

換気効率が安定しやすい

トイレと浴室の換気扇が一体になったタイプは、浴室側にメインの換気扇を取り付け、そこからダクトを延ばしてトイレ側を換気するものが一般的です。

換気性能は、ダクトの距離が延びるほど落ちやすく、効率も悪くなってしまいます。

トイレと浴室の換気扇を別にすると換気効率が安定し、効率よく換気できます。

将来的な交換にも対応しやすい

毎日使う換気扇にも寿命があり、およそ10年を超えたら交換時期の目安です。

将来的に交換する場合も、トイレと浴室が別々のユニットであれば交換しやすく、作業時間も短縮できます。

以下は、トイレの換気扇からの異音がきっかけで、交換工事を依頼いただいた事例です。

在庫も所有していたため、当日1時間で工事が完了しました。

既存の換気扇を取り外したところ。意識して掃除していても、中にはほこりがびっしりと詰まっていました。

 

こちらの施工事例を見る>>大分県大分市トイレ換気扇から異音、ウェルディマンション様

換気扇が壊れる前に知っておきたい交換時期の目安

換気扇は、壊れる前の段階で不具合に早く気付いておくのが大切です。

知っておきたい換気扇の交換時期の目安や、注意したい症状を紹介します。

住宅用換気扇の一般的な交換目安

住宅用換気扇の交換目安は、一般的に以下の通りです。

 

換気扇の種類 交換時期の目安
24時間換気システム およそ10~15年
浴室換気暖房乾燥機 およそ10年
レンジフード(キッチン) およそ10~15年
トイレの個別換気扇 およそ7~10年

 

設置する場所によって異なりますが、およそ10年前後が交換の目安です。

使い方によって寿命は変わるため、フィルターなどは定期的に掃除しておきましょう。

この症状が出たら交換を検討しよう!

換気扇を使っているときに以下の症状が出たら、交換のサインかもしれません。

 

  • 換気の音が大きくなった
  • 吸い込みが弱くなった
  • 湿気やにおいがとれにくくなった
  • 浴室乾燥の場合、時間通りに乾かなくなった

 

不具合に気付くきっかけとして特に多いのは、換気扇からの「異音」です。

ガラガラと何かがぶつかるような音や、ゴーゴーと吸い込みがやたら大きく感じられるときは、専門業者への早めの相談をおすすめします。

換気扇の修理相談は1年を通してある

換気扇の修理工事は、特にこの時期に集中するといった季節性のものではなく、1年を通してよくご依頼いただきます。

 

換気扇をよく使う梅雨時や夏場は不具合に気付きやすくなります。

また、冬場の結露の発生なども、換気不良に気付くきっかけの1つです。

 

換気扇修理は早めの対応が肝心ですので、「もう少し様子を見てみよう」とは思わずに、できるだけ早めにご相談ください。

換気扇工事は早めの点検が大切!生活トラブルを防ぐためにも専門業者へ相談を

住宅の性能が上がり、高気密・高断熱の住まいが主流になるにつれて、換気の大切さも徐々に注目されるようになってきました。

換気扇は、住まいの空気の質を整える要であり、換気扇が故障してしまうと日々の快適さに影響が出てしまいます。

 

麻生電設では、大分県・福岡県を中心に数々の換気扇の修理・交換工事を手がけてきました。

修理や交換で余分な時間や費用をかけてしまわないためにも、不具合の兆候に気付いたらお早めに麻生電設へご相談ください。

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